中医漢方（中医学）とは、四千年以上の時間をかけて中医薬学の理論と臨床治療方法 を集大成した総合医学です。
人の本来持つ生命力、全体のバランスを重視し、予防第一を指針にしています。 また、病気の治療にあたっては、五臓六腑を中心とする理論によって原因を追求し、天然の生薬（例えば当帰とか甘草といったもの）を組み合わせた処方を用いて、根本治療を心掛けるものです。

　中医漢方が重視するのは「未病先防」という考えです。
　ストレス社会、働きすぎ社会と言われる現代では、体調がおかしいと感じて病院など で精密検査を受けても、西洋医学的に異常は見つからないということも。。。
　このような場合に中医漢方の視点から見つめると、いろいろな症状の関連・また原因 が見いだされることがあります。

　中医漢方では、まだ病気の段階でなくても、症状が観察されたら、その症状を取り除 くための治療を、またその原因となっている体質の改善を行います。
　つまり、病気に発展する前に未然に病気を防ぐ「未病先防」。そして、「本来あるべき 姿を目指す」というのが、中医漢方の基本的な考えなのです。

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